ロッキーの資産運用

20代から資産運用をしてセミリタイアを目指してみたブログです

疑似配当生活は実現可能なのか


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こんにちは。いまだ半袖半ズボンのロッキー(@Rocky434125318)です。

 

投資の神様ウォーレン・バフェット氏は【BRK.B】バークシャー・ハサウェイの株主宛に手紙を書いています。その手紙をまとめた「バフェットからの手紙」という本があります。

その本の中に「売却方式」という考え方があります。(第4章 普通株) 

これは会社が配当を出さずに(内部留保して)、自分(株主)が持ち株を売る方法です。

「売却方式」は「通常の配当方式」より有利な点があるとバフェット氏は語ります。

 

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まず、配当は株主に特定の方針を強要することになります。もし配当性向が40%になれば、30%や50%を望む株主にとっては不本意です。私たちの株主(※ロッキー注:【BRK.B,A】の株主)は、配当金についても十分議論しています。ただ、彼らの多く─ほとんどと言ってもよいかもしれません─は資金的に余裕があるため、理論的には無配を選ぶはずです。

しかし、売却方式ならば、株主は現金収入と資本構築の割合をそれぞれで決めることができます。株主ごとに、現金化の割合を60%、20%、0%などと決めることができるのです。もちろん、配当金で株を買い増すこともできます。しかし、それをすれば損失を被ることになります。配当金で課税されるうえに、25%のプレミアムがかかるからです(マーケットで買えば簿価の125%だということを忘れないでください)。

(出典:バフェットからの手紙)

 

 これがバフェット氏が「売却方式」を勧める理由のひとつ目です。

※最後の「25%のプレミアムがかかるからです(マーケットで買えば簿価の125%だということを忘れないでください)。」というのは、バフェット氏がそういう「仮定」で話を進めているからです。

さらに、「売却方式」が有利な点の二つ目にこう続きます。

 

配当方式が不利な2つ目の理由も同じくらい重要です。納税義務があるすべての株主にとって、配当方式は売却方式に比べると税効果が劣っている─ほとんどの場合、はるかに劣っている─からです。配当方式では、株主が毎年受け取る配当金に全額課税されますが、売却方式では売却利益のみに課税されるからです。

(出典:バフェットからの手紙)

 

しかし、持ち株を少しずつ売却してしまうと、その会社(株)の所有率が下がり、投資額も減ると思った人もいるのではないのでしょうか。

その点について、バフェット氏はこう説明します。

 

株主が定期的に持ち株を売っても、保有する会社への投資額を増やすことができるという説明の最後に、私自身の話をしましょう。

もう少し我慢して計算に付き合ってください。過去7年間に、私はバークシャーの持ち分の約4.5%を売却してきました。それによって、最初に所有していた7億1249万7000株(B株で換算した場合、分割調整済)は、5億2852万5623株に減りました。当然ながら、私の所有率は大幅に下がっています。

しかし、私のバークシャーへの投資額は実際には増えています。私の持ち分の簿価は、7年前の持ち分の簿価をはるかに上回っているからです。(具体的には2005年が282億ドルで、2012年が402億ドル)。言い換えれば、所有率が大きく下がったにもかかわらず、私は7年前よりもはるかに大きな額をバークシャーに投資しているのです。

(出典:バフェットからの手紙)

 

疑似配当生活は実現可能か

過去のバークシャーなら「売却方式」は「配当方式」よりもお得でした。

なぜなら、毎年毎年バークシャーの簿価が増え続けているからです。

これからのバークシャーはどうでしょうか?バフェット氏が引退したらどうでしょうか?

これまでのバークシャーのように、毎年毎年簿価が増え続ける個別株を確実に保有できれば、「売却方式」は確かに有利です。

しかしロッキーは絶対の自信をもって、毎年毎年簿価が増え続ける個別株を選定できません。

でも「売却方式」は個別株でなくてもできます。

毎年毎年増え続けると聞いて、米国株式市場(VTIやVOO)が頭に浮かんだ方もいるのではないでしょうか。

そうです。VTIやVOOで「売却方式」を実行すれば、実は「配当方式」よりも高いパフォーマンスを発揮できる「可能性」があります。

VTI(VOO)を大量に保有していて毎年5%上昇する場合、ちまちま売ってけば約4%の疑似配当が得られます。

 

高配当個別株への投資を考えている方は、売却方式よりも課税額が高くなり、不利になることがあると覚えておいて損はないと思います。