ロッキーの資産運用

20代から資産運用をしてセミリタイアを目指してみたブログです

名経営者から学ぶ経営者の重要性。投資家は経営者にも注目しよう!


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こんにちは。【IBM】には投資しないロッキーです。

 

かつてIBMのCEOを9年間勤め、IBMを復活させたルイス・ガースナーという人物がいます。

そんなガースナーから企業を経営するうえで、そして企業が生き抜くために重要なことは何かを学んでみましょう。

 

【ガースナーが経営した期間のIBMの株価(1993/04/01 ~ 2002/03/29】

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IBMはいかにして凋落したか

1980年代中頃、IBMは17段階という多すぎる管理者層がありました。

管理者層が多すぎて、スムーズに決断が下すことができませんでした。決断が遅いため、製品サイクルの早い業界のスピードについていけない会社になりました。

そんな中、マイクロソフトが台頭し、優れた製品とともに急速に成長していきます。

さらにアムダールや日立がIBMメインフレームの互換機を売り出し、IBMからシェアを奪いました。

利益の90%以上をメインフレームから上げていたIBMは、売上急減してしまったのです。

加えて終身雇用制度が重荷となり、資金繰りが危うくなっていきました。

こんな危機的状況を救うべく、ガースナーに経営の舵取りを任せることにしました。

 

ガースナーの経営哲学と経営方法

ガースナーは自伝「巨象も踊る」で自身の経営方針を以下のように語っています。

1.手続きによってではなく、原則によって管理する。

2.われわれがやるべきことのすべてを決めるのは市場である。

3.品質、強力な競争戦略・計画、チームワーク、年間ボーナス、論理的な責任の重要性を確信している。

4.問題を解決し、同僚を助けるために働く人材を求めている。社内政治を弄する幹部は解雇する。

5.わたしは戦略の策定に全力を尽くす。それを実行するのは経営幹部の仕事だ。

6.速く動く。間違えるとしても、動きが遅すぎたためのものより、速すぎたためのものの方がいい。

7.組織階層はわたしにとって意味を持たない。会議には地位や肩書きにかかわらず、問題解決に役立つ人を集める。

 

IBMをいかにして復活させたか

ガースナーは率直な意見を活発に行うために官僚体質を取り除き、決定権限を分散させました。

主要顧客向け戦略を策定し、実行していきました。顧客にメインフレームを押し付けて短絡的な経営難から逃れようとしていないことをアピールしました。

長期的な視点から、メインフレームの価格を大幅に引き下げ、日立や富士通に対抗していきました。IBMの技術力を生かしてメインフレームの販売コストを引き下げたことにより、売上げを確保しました。

経費が競合他社より高かったため、総額89億ドルにのぼる大規模な経費削減を実施しました。経費削減として社員を3万5千人を解雇しました。不要な不動産や生産性の低い事業を売却し、着実に資金を確保していきました。

業績に連動する報酬制度によって、チームとして業績を上げることが自分のためになると周知徹底させました。

 

これらによってIBMの大出血を止め、成長軌道へ乗っていくことができました。

 

ガースナーがIBMにもたらしたもの

ガースナーはIBMの企業文化を変えました。

IBMは変化の激しい業界に対応できる組織になりました。

ロッキーはこれが最大の功績だと思っています。

しかし、ガースナーが巨額の報酬を受け取ったことで、ガースナー以降の歴代CEOも巨額の報酬を受け取るようになりました。

 

企業の業績を知るうえで最も重要なこと

ルイス・V・ガースナーはこう語ります。

「フリー・キャッシュフロー」こそが企業の健全性と業績を知るうえで、もっとも重要な財務指標なのだ。

 

【IBMのフリーキャッシュフロー(USD)】

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投資家が大切にすること

ガースナーがIBMの株価を13ドルから104ドルまで上昇させたように、経営者は重要です。

経営を誤ると巨象と呼ばれ大金を稼いでいたIBMすらも凋落して経営難まで陥ってしまうほどです。

投資家はその会社のビジネスを理解するだけでなく、経営者が合理的な判断ができているか、見極めていかなければなりません。

しかし常にすぐれた経営者でなければならないビジネスよりも、誰が経営しても安心してみていられる、コカコーラようなビジネスに投資するべきでしょう。

エビの養殖を行っていた時代のコカコーラは明らかに合理的な判断で経営されていませんでしたが。

 

優れたビジネスと優れた経営者という組み合わせは少ないです。そういった企業を見つけることができた場合は自信をもって投資してみるべきでしょう。

 

※投資は自己責任でお願いいたします。