ロッキーの資産運用

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NAFTA新協定は【GM】に向かい風か


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こんにちは。NAFTAショックを受けたロッキーです。

 

2018年10月1日(日本時間)にNAFTA(北米自由貿易協定)の改定を巡る協議がぎりぎりで合意に達しました。

今回の再交渉の内容には労働基準や為替条約、酪農分野のほかに、自動車の関する合意も含まれていますので、自動車を掻い摘んで説明してみようと思います。


NAFTAによる自動車の影響

アメリカのトランプ米大統領が輸入車に関税を課せる条件を保持しました。

アメリカが関税発動した場合には、カナダとメキシコから輸入する完成車や部品の多くを課税適用外とすることが決まりました。

関税なしの条件は、アメリカ域内からの自動車部品調達比率を現在の62.5%から75%に引き上げることです。

自動車部品は、時給16ドル以上の労働で生産された部品を40~45%使用することとしました。

これは、雇用をメキシコ国外に移すことで、アメリカ産の比率を高め、アメリカの雇用を高めることが目的です。

 

しかし、カナダとメキシコから輸出できる自動車の台数に上限を設けました。

カナダからの輸入車は最大260万台、メキシコからの輸入車も同規模の免税枠のようです。

自動車部品は、カナダからの輸出品には324億ドル、メキシコからの輸出品には年間1080億ドルが免税枠となりました。

これらの枠はカナダとメキシコの生産規模を上回っています。両国は輸出を増やす余地がまだあります。

この制限は、引き上げられた部品調達比率などを無視して関税を支払うことを選択した場合、制限を超えると懲罰的な高関税をかけることが目的です。

 

アメリカがほぼアメリカ産の自動車をメキシコから輸入したのでは、自由貿易協定の意味がなくなってしまいます。

自由貿易協定の目的は、安く生産できる国であるメキシコの産業と、製品を安く購入できるようになるアメリカの消費者がベネフィットを享受するためのものです。

これでは、生産コストが高いアメリカの産業で、生産と雇用を増やし、アメリカの消費者に高い価格で購入させる結果となってしまいます。

これに加え、過去のアメリカの経緯から、この制限をさらに再交渉する可能性が高いとみられています。


今後、工場をアメリカに建設し、サプライチェーンを変更したとして、トランプ政権が終了した後のアメリカが自由貿易に戻ることによって、アメリカでの高い生産コストが足を引っ張る可能性があります。

これらの理由から、【GM】には向かい風になってしまうかもしれません。